FP3級過去問題 2012年1月学科試験 問8

問8

損害保険において保険金額が保険価額を下回っている一部保険の場合に、保険金が保険金額の保険価額に対する割合に応じて支払われることを比例てん補という。
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正解　

問題難易度
○88.4%
×11.6%

分野

科目：B.リスク管理
細目：4.損害保険

解説

損害保険の比例てん補とは、保険金額が保険価額に満たない一部保険である場合に、保険価額に対する保険金額の割合に応じて支払われる保険金が決定される仕組みです。

原則的な比例てん補による補償額は、以下の計算式で決定されます。

　損害てん補額＝損害額×保険金額保険価額※
　
例えば、保険価額1,000万円の建物に保険金額600万円の損害保険をかけていて、500万円の損害が発生したケースの保険金は、次のように計算されます。

　500万円×600万円1,000万円＝300万円

したがって記述は[適切]です。

※実務上は保険価額に80%等を乗じることで比例てん補を緩やかに適用する「修正比例てん補方式」になっていることが多いです。
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