投資信託(全72問中4問目)

No.4

追加型株式投資信託を基準価額1万200円(1万口当たり)で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり700円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万円(1万口当たり)となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は()であり、元本払戻金(特別分配金)は()である。
  1. ① 200円  ② 500円
  2. ① 500円  ② 200円
  3. ① 700円  ② 200円
2024年1月試験 問42

正解 2

問題難易度
肢120.5%
肢270.2%
肢39.3%

解説

株式投資信託から支払われた収益分配金は、課税対象となる「普通分配金」と非課税の「元本払戻金(特別分配金)」に分かれ、その区別は個別元本と分配落ち後の基準価額の関係で決まります。具体的には、下図のように分配落ち後の基準価額に収益分配金を足したときに、個別の元本を上回る部分が「普通分配金」となり、それ以外の部分は「特別分配金」となります。
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設問のケースでは、当初個別元本が1万200円、収益分配金が700円、分配落ち後の基準価額が1万円ですから、普通分配金は次のように算出されます。

 10,000円+700円-10,700円
=10,700円-10,200円=500

また元本払戻金(特別分配金)は、収益分配金のうち普通分配金以外の部分なので、

 700円-500円=200

したがって[2]の組合せが適切です。
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