FP3級 2025年5月 実技(FP協会:資産設計)問9

問9

下記<資料>の甲土地の建築面積の最高限度を算出する基礎となる敷地面積として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
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  1. 144㎡
  2. 162㎡
  3. 171㎡

正解 3

分野

科目:E.不動産
細目:3.不動産に関する法令上の規制

解説

幅員4m未満の道路(2項道路)に接する土地に建物を建築する際には、道路中心線から2m(4mの半分)離れたところが敷地と道路の境界となり、その境界線まで敷地を後退させなければなりません。この道路幅に伴う敷地の強制後退をセットバックといいます。
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設問のケースでは、甲土地に接している下側道路が3mなので、セットバックにより、甲土地の下側は道路の中心線から2m離れたところまでは建物を建築することができません。つまり、建蔽率の算定基礎となる敷地面積はその分(0.5m)だけ小さくなります。
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以上より、建蔽率を乗じる対象となる敷地面積は、左右は18m、上下は「10m-0.5m=9.5m」で、

 18m×9.5m=171

したがって[3]が正解です。