FP3級 2024年1月 実技(金財:保険)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(48歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。X社は、現在、役員退職金の準備を目的として、下記の〈資料1〉の生命保険に加入している。
 Aさんは先日、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんから、下記の〈資料2〉の生命保険の提案を受けた。

〈資料1〉X社が現在加入している生命保険に関する資料
保険の種類:5年ごと利差配当付長期平準定期保険(特約付加なし)
契約年月日
2015年6月1日
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
死亡・高度障害保険金額
1億円
保険期間・保険料払込期間
98歳満了
年払保険料
230万円
65歳時の解約返戻金額
4,950万円
65歳時の払込保険料累計額
5,750万円
  • 解約返戻金額の80%の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。

〈資料2〉Aさんが提案を受けた生命保険に関する資料
保険の種類:無配当特定疾病保障定期保険(無解約返戻金型・特約付加なし)
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
死亡・高度障害・特定疾病保険金額
5,000万円
保険期間
10年(自動更新タイプ)
年払保険料
50万円
  • 死亡・所定の高度障害状態に該当した場合に加え、がん(悪性新生物)と診断確定された場合、または急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当した場合に保険金が契約者に支払われる。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。