FP3級 2024年1月 実技(FP協会:資産設計)問19

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問19

智孝さんは、定年退職後の公的医療保険について、健康保険の任意継続被保険者になることを検討している。全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の任意継続被保険者に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
被保険者の資格喪失日から()以内に申出をすることにより、最長で()、任意継続被保険者となることができる。なお、任意継続被保険者となるためには、資格喪失日の前日まで継続して2ヵ月以上被保険者であったことが必要である。また、任意継続被保険者は、一定の親族を被扶養者とすること()。
  1. (ア)14日 (イ)2年間 (ウ)はできない
  2. (ア)20日 (イ)2年間 (ウ)ができる
  3. (ア)20日 (イ)4年間 (ウ)はできない

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

健康保険の任意継続は、会社の健康保険に加入していた人が、会社を辞めた後に、本人の希望により在職時の健康保険に個人で継続して加入できる制度です。在職中に支払う健康保険料は労使折半ですが、任意継続では全額が自己負担になります。

任意継続被保険者になりたい人は、会社を辞めてから(被保険者の資格を失ってから)20日以内に自ら申し出て手続きを行う必要があります。任意継続で加入できる期間は最長で2年間です。また任意継続被保険者となるには、健康保険の被保険者期間が退職日までに継続して2カ月以上あることが要件です(任意継続とくれば数字は2です)。

〔(ア)について〕
任意継続被保険者になるには、資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に自ら申し出ることが必要です。

〔(イ)について〕
任意継続被保険者として加入することのできる期間は、被保険者資格を喪失してから最長で2年間です。

〔(ウ)について〕
通常の健康保険と同じく、任意継続被保険者に所定の要件を満たす配偶者や子などがいる場合、それらの者を被扶養者とすることができます

したがって正しい組合せは[2]です。