FP3級過去問題 2024年1月学科試験 問12

問12

株式投資信託の運用において、個別銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって投資対象とする銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法を、トップダウン・アプローチという。

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問題難易度
27.5%
×72.5%

解説

株式投資信託に銘柄を組み入れていくアプローチの仕方は、以下の3つに大別することができます。
トップダウン・アプローチ
経済・社会・政治などを取り巻く環境の分析から業種別や国・地域別の比率を決めてその中で組み入れ銘柄を選んで投資する方法
ボトムアップ・アプローチ
個別企業の訪問リサーチや企業別業績などで魅力のある銘柄を選んでポートフォリオを構築する方法
マーケット・ニュートラル
相関する2銘柄以上の買いと売りを組み合わせ、市場全体の変動に対して中立(ニュートラル)な立場を保ったまま、収益の獲得を目指す方法
トップダウン・アプローチは、金利や為替、経済情勢などに視点をおいたマクロ的分析から、国別組入比率や業種別組入比率などを決め、その枠組みに合った個別銘柄を選ぶ手法です。記述はボトムアップ・アプローチに関する説明なので[誤り]です。

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