FP3級過去問題 2023年9月学科試験 問5

問5

住宅ローンの一部繰上げ返済では、返済期間を変更せずに毎月の返済額を減額する返済額軽減型よりも、毎月の返済額を変更せずに返済期間を短くする期間短縮型のほうが、他の条件が同一である場合、通常、総返済額は少なくなる。

正解 

問題難易度
83.2%
×16.8%

解説

繰上げ返済とは、返済期間の短縮や返済額の軽減を目的に、毎月の返済とは別にローンの一部(または全部)を前倒して返済することです。

住宅ローンの繰上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。
①期間短縮型
返済額は変更せずに残りの返済期間を短縮する
返済額軽減型よりも支払い利息を減少させる効果が高い
②返済額軽減型
返済期間は変更せずに毎回の返済額を減額する
●支払利息を減らしつつ、毎月の家計の負担を軽減できる
1/812.png/image-size:534×232
金額や利率、タイミングなどが同じ条件であれば、返済額軽減型よりも期間短縮型の方が支払利息の軽減効果が高く、その分、総返済額も少なくできます。早期に繰上返済を行った場合、支払利息の軽減額に2倍以上の差が出ることもあります。

したがって記述は[適切]です。