問5 株式会社の投資指標 2023年5月実技試験(FP協会:資産設計)

FP3級 2023年5月　実技（FP協会:資産設計）問5

下記＜資料＞に基づくMX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。

＜資料＞

［株式市場に関するデータ］

［MX株式会社に関するデータ］

科目：C.金融資産運用
細目：5.株式投資

適切。PERは「株価÷1株当たり純利益」で求めます。MX株式会社の株価は4,500円、1株当たり純利益は685円ですから、PERは「4,500円÷685円≒6.57倍」です。
これに対して日経平均採用銘柄の平均PERは12.62倍です。PERは低いほど割安と判断されるので、MX株式会社の方が割安です。
[不適切]。PBRは「株価÷1株当たり純資産」で求めます。MX株式会社の株価は4,500円、1株当たり純資産は5,150円ですから、PBRは「4,500円÷5,150円≒0.87倍」です。
これに対して東証プライム全銘柄の平均PBRは1.18倍です。PBRは低いほど割安であると判断されるので、MX株式会社の方が割安です。
適切。配当利回り(％)は「1株当たりの年間配当金÷株価×100」で求めます。1株当たり年間配当金が150円、株価が4,500円なので、配当利回り(%)は「150円÷4,500円×100≒3.33%」です。
TX株式会社の配当利回りは、東証グロース全銘柄の単純平均である0.32％より高いので、記述は正しい説明です。

したがって不適切な記述は[2]です。