FP3級 2023年1月 実技(金財:保険)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(65歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。Aさんは、今期限りで勇退し、X社の専務取締役である長男Bさん(43歳)が社長に就任する予定である。X社は、Aさんに支給する役員退職金の原資として、下記<資料>の生命保険の解約返戻金を活用することを検討している。
 そこで、Aさんは、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<資料>X社が現在加入している生命保険の契約内容
保険の種類
長期平準定期保険(特約付加なし)
契約年月日
2003年4月1日
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
保険期間・保険料払込期間
99歳満了
死亡・高度障害保険金額
1億円
年払保険料
240万円
現時点の解約返戻金額
4,400万円
現時点の払込保険料累計額
4,800万円
  • 解約返戻金額の80%の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。