FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問47

問47

給与所得者が35年間勤務した会社を定年退職し、退職金3,000万円の支給を受けた場合、退職所得の金額の計算上、退職所得控除額は()となる。
  1. {800万円+70万円×(35年-20年)}×1/2 =925万円
  2. 800万円+40万円×(35年-20年)=1,400万円
  3. 800万円+70万円×(35年-20年)=1,850万円

正解 3

問題難易度
肢129.0%
肢24.8%
肢366.2%

解説

退職所得控除額を求める式は勤続年数によって異なり、本問のように勤続年数20年超の場合は「800万円+70万円×(勤続年数-20年)」を使います。
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勤続年数は35年ですから、退職所得控除額は、

 800万円+70万円×(35年-20年)=1,850万円

したがって[3]の式が正解です。

ちなみに退職所得の金額は以下のように計算します。2分の1にするのは、退職金から退職所得控除額を差し引いた後なので間違えないようにしましょう。

 (3,000万円-1,850万円)×1/2=575万円