FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問38

問38

損害保険において、契約者が負担する保険料と事故発生の際に支払われる保険金は、それぞれの事故発生リスクの大きさや発生確率に見合ったものでなければならないとする考え方を、()という。
  1. 大数の法則
  2. 適合性の原則
  3. 給付・反対給付均等の原則(公平の原則)

正解 3

問題難易度
肢124.4%
肢224.4%
肢351.2%

解説

選択肢の法則・原則は次のようなものです。
大数の法則
保険の基礎となっている基本定理で、サイコロを振り続けると各出目の出現率が理論上の1/6に近づくように、数が少なく不確定なことでも、集団になると一定の法則が成り立つこと
適合性の原則
金融商品を提供するときに顧客の知識、経験、財産、目的に照らして不適当な勧誘を行ってはならないという金融商品取引法上の業務規制のこと
給付・反対給付均等の原則(公平の原則)
契約者が支払う保険料と保険事故発生の際に支払われる保険金の数学的期待値(保険金額×発生確率)が等しくなるように保険料を決定すること
給付・反対給付均等の原則(公平の原則)は、保険契約者はリスクに見合った保険料を負担すべきという考え方です。レクシスの法則とも呼ばれます。保険料はこの原則に基づき保険契約者の負担が公平となるように設定されています。

したがって[3]が適切です。