FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問31

問31

元金を一定期間、一定の利率で複利運用して目標とする額を得るために、運用開始時点で必要な元金の額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、()である。
  1. 現価係数
  2. 減債基金係数
  3. 資本回収係数

正解 1

問題難易度
肢166.5%
肢219.8%
肢313.7%

解説

資金計画を立てる際に用いる係数には以下の6つがあります。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
現価係数
一定利率で複利運用するとして、n年後に一定金額に達するために必要な元本を求める
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
年金現価係数
n年間にわたり一定金額を受け取るために必要な元本を求める
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「一定額の元本を複利運用する」とくれば、使うのは「終価係数」または「現価係数」のどちらかです。設問のケースでは、目標とする元利合計額が決まっていて、その額を得るために複利運用すべき「元本」を知りたいので現価係数を用いるのが適切です。したがって[1]が適切です。