FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問28

問28

相続人は、原則として、自己のために相続の開始があったことを知った時から3カ月以内に、相続について単純承認または限定承認をしなければ、相続の放棄をしたものとみなされる。

正解 ×

問題難易度
34.1%
×65.9%

解説

相続が開始すると、相続人は「単純承認」「限定承認」「相続放棄」のいずれかを選択することができます。
単純承認
被相続人の財産や権利および義務を全て受け継ぐ方式
限定承認
相続によって得た財産の額を限度として被相続人の債務を受け継ぐ方式
相続放棄
被相続人の財産や権利および義務を一切受け継がない方式
相続放棄・限定承認を選択するには、相続開始があったことを知った時から3か月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。この3か月以内に申述がなかった場合には単純承認したものとみなされます。

自動的に相続の放棄をしたとみなされることはないので、記述は[誤り]です。