FP3級 2022年9月 実技(金財:保険)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 個人で不動産賃貸業を営んでいるAさん(70歳)の推定相続人は、妻Bさん(68歳)、長女Cさん(45歳)および二女Dさん(42歳)の3人である。
 Aさんは、妻Bさんには現預金および自宅を、長女Cさんには賃貸ビルを相続させたいと考えており、遺言書の作成を検討している。また、Aさんは、現在、生命保険に加入していないため、相続対策として一時払終身保険への加入を検討している。

<Aさんの推定相続人>
妻Bさん
Aさんと自宅で同居している。
長女Cさん
Aさん夫婦と同居し、Aさんの不動産賃貸業を手伝っている。
二女Dさん
会社員。夫と子の3人暮らし。
<Aさんが保有する主な財産(相続税評価額)>
現預金
1億3,000万円
自宅(敷地300㎡)
5,000万円(注)
自宅(建物)
1,000万円
賃貸ビル(敷地400㎡)
1億2,000万円(注)
賃貸ビル(建物)
6,000万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額

<Aさんが加入を検討している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
長女Cさん
死亡保険金額
2,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。