FP3級過去問題 2022年9月学科試験 問4

問4

国民年金基金の掛金の額は、 加入員の選択した給付の型や加入口数によって決まり、加入時の年齢や性別によって異なることはない。

正解 ×

問題難易度
41.9%
×58.1%

解説

国民年金基金は、自営業者などの第1号被保険者が任意に加入することで、将来の老齢基礎年金に上乗せした年金を受け取れる国の公的な年金制度です。国民年金のみの第1号被保険者と厚生年金にも加入する第2号被保険者(会社員など)との受け取れる年金額の差を埋め、第1号被保険者の老後の所得保障の役割を担っています。

国民年金基金には、終身年金型2つ(A型・B型)と確定年金型(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型)で計7つの給付の型があり、いずれも最初から1口当たりの年金額が決まっています。年金額が固定されているため、早い年齢で加入すれば毎月の掛金は安く、遅い年齢で加入すれば毎月の掛金は高くなります。また加入年齢が同じであれば、平均余命の長い女性のほうが掛金は高くなります。

したがって記述は[誤り]です。
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