FP3級過去問題 2022年5月学科試験 問14

問14

異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1である場合、分散投資によるリスクの低減効果は、最小となる。

正解 ×

問題難易度
21.7%
×78.3%

解説

相関係数は、2つの変数の間にある関連性の強弱を表す値で、-1から+1の間の値をとります。投資においては2つの銘柄の値動きの関連性を表すのに用いられ、相関係数が+1に近いほど同じ値動き、-1に近いほど逆の値動きをする傾向があることを示します。0(ゼロ)に近い場合は2資産間の値動きに関連性はないと判断されます。

相関係数が+1のときは、2つの資産が同一の値動きをするのでリスク軽減効果は"なし"、相関係数が-1のときは、2つの資産が正反対の値動きをするのでリスク軽減効果は"最大"となります。
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2資産間の相関係数が-1である場合、全く逆の値動きをするということなので、分散投資によるリスク軽減効果は"最大"となります。したがって記述は[誤り]です。