FP3級 2022年1月 実技(金財:保険)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(45歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。Aさんは、先日、生命保険会社の営業担当者から、自身の退職金準備を目的とした下記の<資料>の生命保険の提案を受けた。また、従業員の退職金準備を目的として、中小企業退職金共済制度(X社は加入要件を満たしている)の説明を受けた。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<資料>Aさんが提案を受けた生命保険の内容
保険の種類
無配当低解約返戻金型終身保険(特約付加なし)
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
死亡保険金額
6,000万円
保険料払込期間・低解約返戻金期間
65歳満了
年払保険料
270万円
65歳までの払込保険料累計額(①)
5,400万円
70歳時の解約返戻金額(②)
5,600万円
受取率(②÷①)
103.7%(小数点第2位以下切捨て)
※解約返戻金額の80%の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。