FP3級 2021年5月 実技(FP協会:資産設計)問20

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問20

桃子さんの妹の三上恵子さんは会社員であるが出産を間近に控えており、現在産前産後休業を取得中である。産前産後休業期間中の社会保険料の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、恵子さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、かつ厚生年金保険の被保険者である。
  1. 事業主が申出を行った場合、被保険者負担分のみ免除される。
  2. 事業主が申出を行った場合、事業主負担分のみ免除される。
  3. 事業主が申出を行った場合、被保険者負担分および事業主負担分が免除される。

正解 3

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

産前産後休業期間中や育児休業期間中の被保険者に係る健康保険料・厚生年金保険料は、事業主が所定の手続きを行うことにより、事業主負担分、被保険者負担分のいずれも免除されます。免除された期間に係る厚生年金記録は保険料を納付したものとして扱われます。
なお雇用保険料や労災保険料は、実際に支払われた給与額に対して所定の乗数を掛けて保険料を算出するので、無給の場合には保険料は発生しません。

したがって[3]の記述が適切です。