FP3級過去問題 2021年5月学科試験 問34

問34

65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、67歳0カ月で老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合、老齢基礎年金の増額率は、()となる。
  1. 12.0%
  2. 16.8%
  3. 25.2%

正解 2

問題難易度
肢114.3%
肢275.3%
肢310.4%

解説

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、申請により繰上げ支給繰下げ支給ができます。これらを行うと65歳到達月から前後させた月数に応じて、一生涯にわたり年金額が所定の割合で増減額されます。
繰上げ支給
年金受給を60歳~64歳から開始するように早めること
「繰り上げた月数×0.4」の割合で年金額が減額される
※1962年4月1日以前生まれの人は0.5%
繰下げ支給
年金受給を66歳~75歳から開始するように遅らせること
「繰り下げた月数×0.7%」の割合で年金額が増額される
67歳0か月まで繰り下げたのであれば、2年=24月だけ受給開始を繰り下げたことになります。このとき本来の年金額から増額される割合は、次のように計算します。

 24月×0.7%=16.8

したがって[2]が適切です。