FP3級過去問題 2021年1月学科試験 問44

問44

表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年の固定利付債券を、額面100円当たり103円で購入し、2年後に額面100円当たり102円で売却した場合の所有期間利回り(年率・単利)は、()である。なお、税金や手数料等は考慮しないものとし、答は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入している。
  1. 0.97%
  2. 1.46%
  3. 2.91%

正解 2

問題難易度
肢129.2%
肢262.6%
肢38.2%

解説

債券の所有期間利回りは、債券の発行時に購入または既に発行されている債券を購入し、償還前に売却したときの利回りで、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。公式は複雑ですが、分子の左部分が1年当たりのインカムゲインの額、右部分が1年当たりのキャピタルゲインの額で、それを合計して取得金額で割ることで年換算の利回りを出すという意味合いです。
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まず分子部分を計算します。

 2+(102-103)÷2
=2+(-0.5)
=1.5

求めた分子部分を分母(購入価格)で除し、それに100を乗じてパーセント(%)単位にします。

 1.5÷103×100=1.4563…%
(小数点以下第3位を四捨五入)1.46

したがって[2]が適切です。