FP3級 2020年9月 実技(金財:保険)

【第4問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問10》~《問12》)に答えなさい。
 会社員のAさんは、妻Bさん、長男Cさんおよび父Dさんとの4人家族である。Aさんは、2023年中に終身保険および一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金を受け取っている。また、Aさんは、住宅ローンを利用して2023年2月に新築マンションを取得し、同月中に入居している。

<Aさんとその家族に関する資料>
Aさん(43歳)
会社員
妻Bさん(42歳)
専業主婦。2023年中の収入はない。
長男Cさん(19歳)
大学生。2023年中の収入はない。
父Dさん(72歳)
2023年中の収入は、老齢基礎年金のみであり、その収入金額は72万円である。
<Aさんの2023年分の収入等に関する資料>
  1. 給与収入の金額:800万円
  2. 終身保険の解約返戻金
    契約年月
    2007年1月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    Aさん
    死亡保険金受取人
    妻Bさん
    解約返戻金額
    100万円
    正味払込済保険料
    120万円
  3. 一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金
  4. 契約年月
    2014年5月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    Aさん
    死亡保険金受取人
    妻Bさん
    解約返戻金額
    620万円
    一時払保険料
    500万円
<Aさんが利用した住宅ローンに関する資料>
借入年月日
2023年2月10日
2023年12月末の借入金残高
2,500万円
  • 住宅借入金等特別控除の適用要件は、すべて満たしている。
  • 妻Bさん、長男Cさんおよび父Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • Aさんとその家族の年齢は、いずれも2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。