FP3級 2020年1月 実技(金財:個人)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさん(70歳)は、妻Bさん(68歳)および長女Cさん(42歳)とX市内の自宅で同居している。長女Cさんは、X市内の建設会社に勤務している。二女Dさん(38歳)は、会社員の夫と子の3人で他県に所在する戸建て住宅(持家)に住んでおり、将来的にX市に戻る予定はない。
 Aさんは、自宅および自宅に隣接する賃貸アパート等の財産を同居する長女Cさんに承継してもらいたいと考えているが、自身の相続が起こった際に遺産分割で2人の娘が争うことがないようにしたいと思っている。

<Aさんの親族関係図>
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<Aさんの主な所有財産(相続税評価額)>
  1. 現預金:5,000万円
  2. 自宅
    ①敷地(330㎡):6,000万円(注)
    ②建物:1,500万円
  3. 賃貸アパート(現在、全室賃貸中)
    ①敷地(300㎡):6,000万円(注)
    ②建物(6室):4,000万円
  4. 合計:2億2,500万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。