FP3級 2019年5月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 Aさん(63歳)は、個人で不動産賃貸業を営む資産家である。Aさんは、満期を迎えるX銀行(地方銀行)の定期預金3,000万円の一部を活用して、X銀行で取り扱っている米ドル建定期預金での運用を検討している。そこで、Aさんは、X銀行の渉外担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<Aさんが運用を検討している米ドル建定期預金に関する資料>
  • 預入金額:50,000米ドル
  • 預入期間:1年
  • 利率(年率):0.5%(満期時一括支払)
  • 為替予約なし
  • 適用為替レート(円/米ドル)
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<Mさんが提案した米ドル建一時払終身保険に関する資料>
保険の種類
5年ごと利差配当付利率変動型終身保険(米ドル建て)
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
妻Bさん
積立利率
2.5%(適用期間10年)
【特徴】
  • 死亡保険金は基本保険金額が米ドル建てで最低保証され、5年後から増加する。
  • 積立金は米ドル建てで期間の経過とともに増加する。
  • 解約返戻金および死亡保険金は米ドルまたは円で受け取ることができる。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。