FP3級 2019年5月 実技(金財:保険)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさん(70歳)は、妻Bさん(68歳)および長女Cさん(43歳)との3人暮らしである。Aさんは、妻Bさんには自宅を、長女Cさんには賃貸アパートを相続させたいと考えており、遺言の作成を検討している。また、Aさんは、先日、金融機関の営業担当者から一時払終身保険の提案を受けており、加入を検討している。
 Aさんの家族構成等は、以下のとおりである。

<Aさんの家族構成(推定相続人)>
妻Bさん
Aさんと自宅で同居している。
長女Cさん
会社員。Aさん夫妻と同居している。

<Aさんが保有する主な財産(相続税評価額)>
現預金
1億3,000万円
自宅(敷地300㎡)
3,000万円(注)
自宅(建物)
2,000万円
賃貸アパート(敷地300㎡)
4,000万円(注)
賃貸アパート(建物)
3,000万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額

<Aさんが提案を受けた一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
妻Bさん
死亡保険金額
1,500万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。