FP3級 2019年1月 実技(金財:保険)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさん(65歳)は、40年以上勤務した上場企業を定年退職し、現在は知人の会社の顧問をしている。2023年12月9日、Aさんの故郷であるX市内の実家で1人暮らしをしていた母Dさんが死亡した。法定相続人は、Aさん、弟Bさん(62歳)および妹Cさん(57歳)の3人である。母Dさんは、遺言書を作成しておらず、Aさんは弟Bさんおよび妹Cさんと相談して、遺産分割を行う予定である。
 Aさん、弟Bさんおよび妹Cさんは、X市内に住んでおらず、それぞれが別の都市に自宅を保有し、居住している。3人とも、X市に戻る予定がないため、実家(敷地および建物)の売却を考えている。

<母Dさんの主な相続財産(相続税評価額)>
  1. 現預金:2,000万円
  2. 自宅(実家)
    敷地(300㎡):5,000万円
    建物(昭和54年築):300万円
  3. 死亡保険金:2,000万円(契約者(=保険料負担者)・被保険者:母Dさん、死亡保険金受取人:Aさん)
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。