FP3級 2018年5月 実技(金財:保険)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさん(70歳)は、X市内の自宅で妻Bさん(70歳)および長男Cさん(44歳)家族と同居している。長男Cさんは、X市内の地元企業に勤務している。他方、二男Dさん(41歳)は医学部を卒業後、県外で勤務医として働いており、X市に戻る予定はない。
 Aさんは、所有する自宅や自宅に隣接する賃貸アパートについて、長男Cさんに相続させたいと考えているが、妻Bさんの話によれば、二男Dさんは長男Cさんが自宅を相続することに異論はないが、相続財産の分割は均等にしてもらいたいと言っているようである。二男Dさんは、日頃から長男Cさんとの折り合いが悪く、Aさんは遺産分割で揉めることになりはしないか、心配している。

<Aさんの親族関係図>
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<Aさんの家族構成>
妻Bさん
Aさんおよび長男Cさん家族と同居している。
長男Cさん
会社員。妻と子2人でAさん夫妻と同居している。
二男Dさん
勤務医。妻と子2人で戸建て住宅(持家)に住んでいる。
<Aさんの主な所有財産(相続税評価額)>
預貯金等
4,000万円
自宅(敷地330㎡)
1,000万円(注)
自宅(建物)
1,000万円
賃貸アパート(敷地300㎡)
5,000万円
賃貸アパート(建物)
2,000万円(年間収入450万円)
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の金額
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。