FP3級過去問題 2018年5月学科試験 問34

問34

住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済方式と元金均等返済方式の利息を含めた総返済金額を比較すると、返済期間や金利などの他の条件が同一である場合、通常、その額は、()。
  1. 元利均等返済方式のほうが多い
  2. どちらも同じ額である
  3. 元金均等返済方式のほうが多い

正解 1

問題難易度
肢180.9%
肢23.1%
肢316.0%

解説

住宅ローンの返済方法には「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
①元金均等返済方式
返済期間を通じて、毎月返済する元金が一定である返済方法。完済に近づくにつれ毎月の返済額が減少していく。
元金を早く返済する分だけ元金につく利息を減らすことができるため、その他の条件が同じであれば、利息を含めた総返済金額は元利均等返済方式よりも少なくなる。
②元利均等返済方式
返済期間を通じて、毎月の返済額が一定である返済方法。完済に近づくにつれ、返済額に占める利息の割合が減り、元金の割合が増えていく
総返済金額は元金均等返済方式よりも多くなるが、返済額が一定であるため返済計画を立てやすい、返済開始当初の負担が少ないというメリットがある。
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2つの返済方式を比較すると、返済初期において元金に充当される額が多い分だけ、総支払い利息が少ない元金均等返済方式の方が、総返済金額が少なくなります。すなわち総返済金額は「元金均等返済方式<元利均等返済方式」です。したがって[1]の記述が適切です。

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