FP3級過去問題 2018年5月学科試験 問30

問30

取引相場のない株式の相続税評価において、類似業種比準方式における比準要素には、「1株当たりの配当金額」「1株当たりの利益金額」「1株当たりの純資産価額」がある。

正解 

問題難易度
84.5%
×15.5%

解説

取引相場のない株式の相続税評価額の評価方式としては、以下の3種類があります。このうち、「類似業種比準方式」と「純資産価額方式」は原則的評価方式、「配当還元方式」は特例的評価方式です。
類似業種比準方式
事業内容が類似する上場企業の業種の株価をもとに評価する方式で、原則として大会社に適用される。
●1株当たりの配当金額年利益金額純資産価額の3要素を比較し算出する
純資産価額方式
課税時期における相続税評価額による純資産価額をもとに評価する方式で、原則として小会社に適用される。
●純資産価額から法人税等相当額を差し引いて算出する
配当還元方式
配当実績をもとに評価する特例的な方式
●過去2年間の配当平均額を一定の利率(10%)で還元して算出する
したがって記述は[適切]です。