FP3級 2018年1月 実技(金財:個人)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 会社員のAさん(50歳)は、妻Bさん(48歳)、長男Cさん(20歳)、母Dさん(80歳)との4人暮らしである。Aさんおよび家族は下記のような治療等を受けたため、これに係る費用について医療費控除の適用を受けたいと考えている。
 Aさんの家族構成および2023年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉
Aさん
会社員
妻Bさん
専業主婦。2023年中の収入はない。
長男Cさん
大学生。2023年中の収入はない。
母Dさん
2023年中に公的年金等の老齢給付として120万円を得ている。
〈Aさんの2023年分の収入等に関する資料〉
  • 給与収入の金額:900万円
  • 不動産所得の金額:50万円
  • Aさんは、所轄税務署長に「青色申告承認申請書」は提出していない。
〈Aさんと家族が受けた治療等に対して支払った費用に関する資料〉
  • Aさんは、2023年7月に人間ドックを受診し、その費用を2023年中に支払った。なお、人間ドックの結果、重大な疾病は発見されなかった。
  • Aさんは、妻Bさんが2022年12月に受けた歯科治療に係る費用を2023年1月に支払った。
  • Aさんは、長男Cさんの視力回復レーザー手術(レーシック手術)に係る費用を2023年中に支払った。
  • 妻Bさん、長男Cさん、母Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • 家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • 家族の年齢は、いずれも2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。