FP3級 2018年1月 実技(FP協会:資産設計)問15

問15

宮野真理子さん(45歳)は、夫の智和さん(50歳)から金銭の贈与を受けるに当たっての贈与税の取扱いについて、FPで税理士でもある阿久津さんに相談をした。この相談に対する阿久津さんの回答の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<阿久津さんの回答>
ある年に真理子さんが智和さんから金銭の贈与を受け、その年中にそれ以外の財産の贈与を誰からも受けなかった場合、その贈与された金銭の額が贈与税の基礎控除額である()万円以内であれば、贈与税は発生しないこととなります。
なお、その金銭が居住用不動産の購入資金であり、かつ、智和さんとの婚姻期間が20年以上である等の所定の要件を満たす場合、基礎控除とは別に、最大()万円の配偶者控除の適用を受けることができます。
  1. (ア) 60 (イ)1,500
  2. (ア)110 (イ)2,000
  3. (ア)110 (イ)2,500

正解 2

分野

科目:F.相続・事業承継
細目:2.贈与と税金

解説

〔(ア)について〕
贈与税の基礎控除額は110万円/年ですので、基礎控除の範囲内の贈与であれば、原則として贈与税は課税されません。

〔(イ)について〕
居住用不動産の購入資金であり、かつ、配偶者との婚姻期間が20年以上である等の要件を満たした場合は、贈与税の配偶者控除として基礎控除額とは別に最大2,000万円の控除を受けることができます。

したがって、(ア)110、(イ)2,000となる[2]が正解です。