FP3級 2017年5月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 会社員のAさん(35歳)は、子どもが生まれたことから、「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得および譲渡所得等の非課税措置(以下、当該非課税措置を『NISA』、当該非課税口座に設定される特定非課税管理勘定を『成長投資枠』という)」を利用した資産運用について関心を持つようになった。Aさんは、かねてより注目していたX株式会社の上場株式(以下、「X社株式」という)に関する情報を収集し、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
 Aさんが購入を検討しているX社株式に関する資料は、以下のとおりである。

〈X社株式に関する資料〉
業種
精密機械器具製造業
特徴
国内販売およびアジア各国への輸出も拡大している。
株価
3,000円
当期純利益
30億円
純資産(自己資本)
400億円
総資産
1,500億円
発行済株式数
2,000万株
前期の配当金の額(年額)
12億円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。