FP3級 2016年9月 実技(金財:個人)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 会社員のAさん(46歳)は、妻Bさん(41歳)および長女Cさん(17歳)との3人暮らしである。Aさんおよび家族は下記のような病気による治療等を受けたため、これに係る医療費について医療費控除の適用を受けたいと考えている。
 Aさんの家族構成および2023年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉
Aさん (46歳)
会社員
妻Bさん (41歳)
専業主婦。2023年中に収入はない。
長女Cさん(17歳)
高校生。2023年中に収入はない。
〈Aさんの2023年分の収入等に関する資料〉
給与収入の金額
800万円
不動産の賃貸収入の金額
120万円(不動産の賃貸収入に係る必要経費は40万円)
〈Aさんと家族が受けた治療に関して支払った医療費に関する資料〉
  • Aさんは歯科治療を受け、その治療は2022年中に終わったが、その治療費を2023年1月に支払った。
  • Aさんは、妻Bさんの入院治療に係る費用を2023年中に支払った。
  • 長女Cさんは、近視を矯正するため、眼鏡店で眼鏡(手術後の機能回復のために短期間使用するものではない)を購入し、購入費用をAさんが支払った。
  • 妻Bさんおよび長女Cさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • 家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • 家族の年齢は、いずれも2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。