FP3級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問4

問4

下記<資料>の上場不動産投資信託(J-REIT)に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値または語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、空欄(ア)の解答に当たっては、小数点以下第3位を四捨五入すること。
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  • QY不動産投資法人の分配金の予想利回りは、()%である。
  • 1口当たり純資産を用いてREIT価格の割安性を比較した場合、より割安であると考えられるのは、()不動産投資法人である。
  1. (ア)2.68  (イ)QX
  2. (ア)2.73  (イ)QX
  3. (ア)3.77  (イ)QY

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔(ア)について〕
予想利回り(%)は、「1口当たりの分配金÷投資価格(REIT価格)×100」で求められます。QY法人の1口当たり分配金は16,300円、REIT価格は609,000円ですので、

 16,300円÷609,000円×100=2.676…%
(小数点以下第3位を四捨五入)2.68

〔(イ)について〕
割安性(倍)は、「投資価格(REIT価格)÷1口当たり純資産」で求められます。一般的に、この数値が高いほど割高、低いほど割安と判断されます。
QX不動産投資法人
583,000円÷441,400円≒1.32倍
QY不動産投資法人
609,000円÷432,800円≒1.41倍
両社の割安性を比較すると「QX<QY」となるので、QX不動産投資法人の方が割安であると判断できます。

したがって、(ア)2.68、(イ)QX となる[1]の組合せが正解です。