FP3級 2016年5月 実技(FP協会:資産設計)問6

問6

建物の登記記録の構成に関する下表の空欄(ア)にあてはまる語句として、誤っているものはどれか。なお、問題作成の都合上、表の一部を空欄(***)としている。
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  1. 抵当権設定登記
  2. 所有権移転登記
  3. 所有権保存登記

正解 1

分野

科目:E.不動産
細目:1.不動産の見方

解説

不動産登記記録は「表題部」と「権利部」で構成されています。
表題部
土地や建物の物理的状況が記載される部分。
土地については、所在・地番・地目・地積などが、建物については、所在・家屋番号・種類・構造・床面積などが記載されています。
表題部の登記は義務です。
権利部
土地と建物の権利に関する現在と過去の状況が記載される部分。
甲区と乙区に分かれていて、甲区には「所有権」に関する登記事項が、乙区には「所有権以外の権利(抵当権・賃借権・地上権など)」に関する登記事項が記載されています。
(ア)は権利部の甲区であるため、所有権についての保存登記・移転登記などが記載されます。選択肢のうち、抵当権設定登記が記載されるのは権利部の乙区ですので、これが誤りです。