FP3級過去問題 2016年5月学科試験 問58

問58

下記の〈親族関係図〉において、Aさんの相続における孫Fさんの法定相続分は、()である。なお、長男Dさんは、Aさんの相続開始前に死亡している。
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  1. 4分の1
  2. 8分の1
  3. 0(なし)

正解 1

問題難易度
肢173.7%
肢217.0%
肢39.3%

解説

法定相続分とは民法の規定による相続割合のことで、遺言や遺産分割がなかったときに適用される各相続人の取り分になります。

法定相続分は、法定相続人の組合せにより以下のように定められています。子、直系尊属、兄弟姉妹がそれぞれ2人以上いるときは、原則としてその中で均等に分けます。
法定相続人の範囲ですが、死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、「子」→「直系尊属」→「兄弟姉妹」の順序で配偶者と一緒に相続人になります。

設問のケースでは、まず存命中の配偶者が法定相続人になります。そして被相続人には第1順位に当たる子がいるため、法定相続人は「配偶者と子」の組合せになります。また「長男Dさん」は既に死亡してますが、その子である「孫Fさん」がいるので、「長男Dさん」の法定相続分は「孫Fさん」により代襲相続されます。したがって法定相続人は「妻Bさん」「長女Cさん」「孫Fさん」の3人です。
配偶者と子が法定相続人になるケースでは、子の割合は2分の1です。さらに、この2分の1は「長女Cさん」と「孫Fさん」に均等に配分されるため、「孫Fさん」の法定相続分は4分の1になります。したがって[1]が適切です。

[法定相続人と法定相続分]
・妻Bさん … 1/2
・長女Cさん … 1/2×1/2=1/4
・孫Fさん(代襲相続) … 1/2×1/2=1/4

※代襲相続 … 本来相続を受けるベき、被相続人の子または兄弟が亡くなっているときに、その子や孫が代わりに法定相続人となる制度