FP3級 2015年9月 実技(金財:個人)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 会社員のAさん(48歳)は、妻Bさん(45歳)および長男Cさん(17歳)との3人暮らしである。Aさんは、2023年中に入院治療を受けたため、これに係る医療費について医療費控除の適用を受けたいと考えている。
 Aさんの2023年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉
Aさん
会社員
妻Bさん
2023年中にパートタイマーとして給与収入125万円を得ている。
長男Cさん
高校生。2023年中に収入はない。
〈Aさんの2023年分の収入等に関する資料〉
給与収入の金額
700万円
不動産の賃貸収入の金額
170万円(不動産の賃貸収入に係る必要経費は60万円)
〈Aさんが2023年中に支払った医療費に関する資料〉
・Aさんの入院治療費の金額:20万円
 上記はすべて医療費控除の対象となる医療費である。なお、Aさんはこの入院治療費について、医療保険から入院給付金7万円を受け取っている。

  • 妻Bさんおよび長男Cさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • 家族は、障害者および特別障害者には該当しない。
  • 家族の年齢は、2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。