FP3級 2015年9月 実技(金財:個人)

【第1問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問1》~《問3》)に答えなさい。
 X社に勤務するAさん(55歳)は、妻Bさん(53歳)および長男Cさん(20歳)との3人暮らしである。Aさんは、これまで公的年金についてあまり考えたことはなかったが、先日、大学生である長男Cさんのもとに日本年金機構から「国民年金被保険者資格取得届」が届いたことを機に、公的年金について理解を深めたいと思うようになった。また、学生の国民年金保険料については学生納付特例制度が設けられていると聞いたことがあり、この制度についても知りたいと考えている。 そこで、Aさんは、公的年金制度について、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
 Aさんおよびその家族に関する資料は、以下のとおりである。

〈Aさんおよびその家族に関する資料〉
  1. Aさん(会社員)
    生年月日:1960年4月20日
    厚生年金保険、全国健康保険協会管掌健康保険、雇用保険に加入している。
    〔公的年金の加入歴(見込みを含む)〕
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  2. 妻Bさん(専業主婦)
    生年月日:1962年5月3日
    高校卒業後から30歳でAさんと結婚するまでは厚生年金保険に加入。結婚後は第3号被保険者として国民年金に加入している。
  3. 長男Cさん(大学生)
    生年月日:1995年9月5日
  • 妻Bさんは、現在および将来においても、Aさんと同居し、生計維持関係にあるものとする。
  • 家族全員、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。