FP3級過去問題 2015年10月学科試験 問10

問10

自動車を運行中にハンドル操作を誤ってガードレールに衝突し、運転者がケガを負った場合、自動車損害賠償責任保険による補償の対象となる。

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問題難易度
32.4%
×67.6%

解説

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、法律の定めにより、すべての自動車および原動機付自転車に加入が義務づけられている強制保険です。自賠責保険は、自動車事故の被害者の救済を目的としているため、補償対象は、自動車の運行に伴って他人を死傷させたりしたことによる対人賠償(事故の相手方への補償)に限られます。対物賠償対象外なので、建物や物を壊したことによって負った賠償責任は補償されません。

自賠責保険は対人賠償、すなわち「他人に対する賠償責任」を補償するものなので、被保険者である運転者のケガは補償の対象外になります。したがって記述は[誤り]です。