FP3級過去問題 2014年9月学科試験 問31

問31

利率(年率)2%で複利運用しながら、毎年40万円を20年間にわたって受け取る場合に必要な原資は、下記の〈資料〉の係数を使用して算出すれば、()となる。
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  1. 5,384,000円
  2. 6,540,560円
  3. 9,718,960円

正解 2

問題難易度
肢15.7%
肢275.7%
肢318.6%

解説

資金計画を立てる際に用いる係数には以下の6つがあります。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
現価係数
一定利率で複利運用するとして、n年後に一定金額に達するために必要な元本を求める
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
年金現価係数
n年間にわたり一定金額を受け取るために必要な元本を求める
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「毎年均等に取り崩して受け取る」とくれば、使うのは「資本回収係数」または「年金現価係数」のいずれかです。設問のケースでは取り崩したい金額が決まっており、そのために必要な元本を知りたいため「年金現価係数」を用います。

 400,000円×16.3514=6,540,560

したがって[2]が適切です。