FP3級過去問題 2013年1月学科試験 問28

問28

「配偶者に対する相続税額の軽減」の規定により、配偶者が相続により取得した財産の価額が、相続税の課税価格の合計額に対する配偶者の法定相続分相当額、あるいは1億8,000万円のいずれか多い金額までであれば、配偶者の納付すべき相続税額は0(ゼロ)となる。

正解 

問題難易度
21.7%
×78.3%

解説

被相続人の配偶者が相続・遺贈により取得した財産については、その取得した財産の価格が次のいずれか多い額までは、相続税が課されません。この税額控除を「配偶者に対する相続税額の軽減」といいます。
  • 1億6,000万円
  • 配偶者の法定相続分相当額
この制度は、遺された配偶者が取得する財産は、生前の夫婦の協力によるものであることと、その配偶者が死亡した場合、近い時期に同じ財産に対して2回相続税が課されることとなるため、その税負担を軽減することを趣旨としています。

記述は「1億8,000万円」としているので[誤り]です。