FP3級過去問題 2012年1月学科試験 問2

問2

労働者災害補償保険(労災保険)は、労働者の業務災害に対して必要な保険給付を行うものであり、通勤災害については保険給付の対象とならない。

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問題難易度
5.5%
×94.5%

解説

労働者災害補償保険(労災保険)は、業務上の事故や通勤途中の事故によって生じたケガ、病気、障害、死亡などに対して必要な給付をする制度です。雇用形態によらず労働者を1人でも雇う事業者は労災保険への加入義務があります。労災保険は、会社と従業員が協力して負担する社会保険料や雇用保険料と異なり、保険料全額を事業主が負担する仕組みになっています。

労災保険給付は、業務災害(業務上の疾病を含む)と通勤災害を対象とします。
業務災害
労働者が労働契約に基づき、使用者の支配下のもと業務中に被った負傷・疾病・死亡などの災害のこと
通勤災害
就業に関して、住居と職場との間を合理的な経路・方法で往復する通勤途上に受けた災害のこと
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通勤災害についても保険給付の対象となります。したがって記述は[誤り]です。