FP3級過去問題 2011年5月学科試験 問21

問21

不動産の登記記録の「甲区」には、抵当権や賃借権等、所有権以外の権利に関する事項が記録される。

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問題難易度
18.0%
×82.0%

解説

不動産登記簿は、土地や建物の物理的情報(所在・面積など)のほか、所有者の住所・氏名などが記録された公の帳簿です。土地と建物の権利関係を誰でもわかるようにし、取引の安全と円滑を図るために一般に公開されています。

登記記録は、1筆の土地・1個の建物ごとに、土地や建物の物理的情報を記録する「表題部」と、権利に関する情報を記録する「権利部」に区分して作成されています。さらに権利部は「甲区」と「乙区」に区分され、甲区には所有権に関する事項が、乙区には所有権以外の権利に関する事項がそれぞれ記録されています。
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権利部(甲区)には所有権についての記録がなされていて、その所有者は誰で、いつ、どんな原因(売買、相続など)で所有権を取得したかが分かるようになっています。したがって記述は[誤り]です。