FP3級過去問題 2010年9月学科試験 問44

問44

残存期間2年、表面利率(年率)1%の債券を、額面100円に対して101円で購入した場合の最終利回りは、()となる。なお、%表示における小数点以下第4位を四捨五入し、税金や手数料等は考慮しないこととする。
  1. 0.495%
  2. 1.000%
  3. 1.485%

正解 1

問題難易度
肢170.9%
肢212.0%
肢317.1%

解説

債券の最終利回りは、既発債を購入し償還まで保有したときの投資元本に対する利回りで、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。公式は複雑ですが、分子の左部分が1年当たりのインカムゲインの額、右部分が1年当たりのキャピタルゲインの額で、それを合計して取得金額で割ることで年換算の利回りを出すという意味合いです。
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まず分子部分を計算します。

 1+(100-101)÷2
=1+(-0.5)=0.5

求めた分子部分を分母(購入価格)で除し、それに100を乗じてパーセント(%)単位にします。

 0.5÷101×100=0.4950…%
(小数点以下第4位を四捨五入)0.495

したがって[1]が適切です。