FP3級過去問題 2010年5月学科試験 問56

問56

下記の親族関係図において、各相続人の法定相続分は、()である。なお、二男は、相続開始前にすでに死亡している。
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  1. 妻A 1/2、長男B 1/2
  2. 妻A 1/2、長男B 1/4、孫C 1/4
  3. 妻A 1/3、長男B 1/3、孫C 1/3

正解 2

問題難易度
肢112.1%
肢284.9%
肢33.0%

解説

法定相続分とは民法の規定による相続割合のことで、遺言や遺産分割がなかったときに適用される各相続人の取り分になります。

法定相続分は、法定相続人の組合せにより以下のように定められています。子、直系尊属、兄弟姉妹がそれぞれ2人以上いるときは、原則としてその中で均等に分けます。
法定相続人の範囲ですが、死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、「子」→「直系尊属」→「兄弟姉妹」の順序で配偶者と一緒に相続人になります。

設問のケースでは、まず存命中の配偶者が法定相続人になります。そして被相続人には第1順位に当たる子がいるため、法定相続人は「配偶者と子」の組合せになります。また「二男」は既に死亡してますが、その子供である「孫C」がいるので、「二男」の法定相続分は「孫C」により代襲相続されます。したがって法定相続人は「妻A」「長男B」「孫C」の3人です。
配偶者と子が法定相続人になるケースにおける法定相続分は、配偶者1/2、子1/2です。さらに子の法定相続分である1/2は、2人の子に均等配分されます。すなわち「長男B」および(二男の分を代襲相続する)「孫C」の法定相続分は1/4になります。したがって[2]の組合せが適切です。

[法定相続人と法定相続分]
・妻A … 1/2
・長男B … 1/2×1/2=1/4
・孫C(代襲相続) … 1/2×1/2=1/4

代襲相続 … 本来相続を受けるベき、被相続人の子または兄弟が亡くなっているときに、その子や孫が代わりに法定相続人となる制度