FP3級過去問題 2010年5月学科試験 問37

問37

一般に、保険契約者が、保険契約の解約返戻金の一定範囲内で保険会社から貸付を受ける制度を()といい、保険料の払込みがなかった場合に保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を有効に継続させる制度を()という。
  1. ① 契約者貸付制度  ② 自動振替貸付制度
  2. ① 自動振替貸付制度  ② 払込猶予制度
  3. ① 自動振替貸付制度  ② 契約者貸付制度

正解 1

問題難易度
肢177.1%
肢213.1%
肢39.8%

解説

設問に登場する制度について確認しておきましょう。
契約者貸付制度
解約返戻金の一部を保険会社から借り入れられる制度。借入限度額は、一般的に解約返戻金の70~90%が相場であり、貸付金については一定の利息がかかる。
自動振替貸付制度
保険料の支払いが困難な状態に陥るなど期日までに保険料を払い込めない場合、その契約の解約返戻金の一定範囲内で、保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を有効に継続させる制度。立て替えられた金額には一定の利息が発生する。
払込猶予制度
もし保険料の払込みが遅れた場合でもすぐに失効してしまわないように、一定の払込猶予期間を設定する制度。
したがって①契約者貸付制度、②自動振替貸付制度の組合せが適切です。よって[1]が正解です。