FP3級過去問題 2010年1月学科試験 問42

問42

日本国内の投資家が外貨建て資産に投資し、その後、円高になった場合、外貨建てベースの価額が変わらなければ、円ベースでの投資収益率は()。
  1. 為替差益が生じて上がる
  2. 為替差損が生じて下がる
  3. 変化しない

正解 2

問題難易度
肢119.8%
肢274.5%
肢35.7%

解説

例えば、1米ドル100円のときに10,000米ドルを外貨建て預金に預け入れ、その後、為替レートが円安または円高に振れた場合を想定すると円換算の金額は以下のように変化します。
1米ドル110円(円安)になった場合
10,000米ドル×110円=1,100,000円ですから、円ベースでの評価額は増加します。
1米ドル90円(円高)になった場合
10,000米ドル×90円=900,000円ですから、円ベースでの評価額は低下します。
このように外貨資産を保有している時に円高になった場合には為替差損が生じて、円ベースでの投資収益率が下がることになります。したがって[2]が適切です。