FP3級過去問題 2008年5月学科試験 問44

問44

債券投資においては、債券の利子や元本の支払が遅延したり、利子、元本の全部ないし一部が支払われないことを、()リスクといい、一般に()リスクは()を参考に判断される。
  1. ① 中途換金  ② 償還差益
  2. ① 信用(デフォルト)  ② 格付
  3. ① 流動性  ② 自己資本比率

正解 2

問題難易度
肢18.5%
肢280.1%
肢311.4%

解説

信用リスクとは、債券の発行体の信用力低下や経営不振などの理由によって、発行している債券について元本や利息の不払いが起こる可能性のことです。デフォルトリスクや債務不履行リスクとも言います。

信用格付とは、金融商品または企業や国家などの債券発行体の信用状態に対する評価を、格付機関(格付会社)がアルファベットや数字の組合せで示したものです。信用格付は、投資家が債券などを購入する際に参考にされます。残存期間や表面利率等の他の条件が同一であれば、通常、高い信用格付を付された債券は、低い信用格付を付された債券に比べて信用リスクが低い傾向があります。

したがって、①信用、②格付 となる[2]の組合せが適切です。