マーケット環境の理解(全82問中81問目)

No.81

日本銀行が市場の短期金利を低めに誘導する場合、主に民間金融機関の保有する国債等を日本銀行が買うことにより、金融機関に資金を供給する公開市場操作(オペレーション)を行う。
2008年9月試験 問15

正解 

問題難易度
82.8%
×17.2%

解説

公開市場操作は、日本銀行が実施する金融政策手段の一つで通貨の市場流通量を調整することを目的とします。公開市場操作には買いオペレーションと売りオペレーションがあります。
買いオペレーション(通称、買いオペ)
金融機関の保有する有価証券等を日本銀行が買い入れることで、通貨を日本銀行から市場へ移動させる操作。市中に出回る通貨量が増加するので、金融を緩和して金利を引き下げる効果がある。
売りオペレーション(通称、売りオペ)
日本銀行が保有する有価証券等を金融機関に売却することで、通貨を市場から日本銀行へ移動させる操作。市中に出回る通貨量が減少するので、金融を引き締めて金利を引き上げる効果がある。
市場の短期金利を低めに誘導したいときには、市場に流通する資金量を増加させなければなりません。したがって買いオペレーションが行われます。