マーケット環境の理解(全82問中34問目)

No.34

日本銀行の金融政策の1つである公開市場操作において、日本銀行が金融機関の保有する有価証券等の買入を行えば、市中に出回る資金量は増加する。
2017年9月試験 問11

正解 

問題難易度
88.3%
×11.7%

解説

日本銀行が、金融政策手段の一つとして、金融機関との間で有価証券等と資金をやり取りして市中に流通する通貨量を調整することを公開市場操作といいます。公開市場操作には買いオペレーションと売りオペレーションがあります。
買いオペレーション(通称、買いオペ)
金融機関の保有する有価証券等を日本銀行が買い入れることで、通貨を日本銀行から市場へ移動させる操作。市中に出回る通貨量が増加するので、金融を緩和して金利を引き下げる効果がある。
売りオペレーション(通称、売りオペ)
日本銀行が保有する有価証券等を金融機関に売却することで、通貨を市場から日本銀行へ移動させる操作。市中に出回る通貨量が減少するので、金融を引き締めて金利を引き上げる効果がある。
日本銀行が金融機関の保有する有価証券等の買入を行うと、日本銀行の保有するお金が市場に流れます。これにより市中に出回る資金量は増加します。

したがって記述は[適切]です。

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