投資信託(全72問中21問目)

No.21

追加型株式投資信託を基準価額1万4,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり300円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万3,800円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は()であり、元本払戻金(特別分配金)は()である。
  1. ① 0円  ② 300円
  2. ① 100円  ② 200円
  3. ① 200円  ② 100円
2021年1月試験 問42

正解 2

問題難易度
肢18.0%
肢269.5%
肢322.5%

解説

株式投資信託から支払われた収益分配金は、課税対象となる「普通分配金」と非課税の「元本払戻金(特別分配金)」に分かれ、その区別は個別元本と分配落ち後の基準価額の関係で決まります。具体的には、下図のように分配落ち後の基準価額に収益分配金を足したときに、個別の元本を上回る部分が「普通分配金」となり、それ以外の部分は「特別分配金」となります。
3/1001.png/image-size:518×230
設問のケースでは、当初個別元本が1万4,000円、収益分配金が300円、分配落ち後の基準価額が1万3,800円ですから、普通分配金は次のように算出されます。

 13,800円+300円-14,000円
=14,100円-14,000円=100

また元本払戻金(特別分配金)は、収益分配金のうち普通分配金以外の部分なので、

 300円-100円=200

したがって[2]の組合せが適切です。
42_2.png/image-size:224×212